コロナウイルス(ヒト)に対する効果を確認
抗ウイルス加工「DEOFACTOR® Antivirus 」
布(生地)製品のコロナウイルス(ヒト)に対する抗ウイルス効果を確認。
高橋練染株式会社(京都市右京区 代表取締役 高橋聖介)は、布への機能性加工で抗ウイルス効果を持つ「DEOFACTOR® Antivirus 」(SEKマーク認証済(※3)が、「コロナウイルス(ヒト)」に対しても効果があることを確認いたしました。
- 試験概要
(1)報告書作成日:令和2年6月26日
(2)試験機関:特定非営利活動法人バイオメディカルサイエンス研究会 (※1)
(3)試験方法:抗ウイルス性試験 ISO18184 準拠
(4)試験株:Human Coronavirus 229E (ATCC VR740 分譲株) (※2)
(5)対象布:綿100%織物
(6)試験時間:2時間
(7)結果:ウイルス減少率99.9%以上(洗濯10回(JIS1930))
2.新型コロナウイルスに対する効果
今回の試験に用いたウイルスはコロナウイルス(Human Coronavirus 229E)であり、現在問題となっている新型コロナウイルス(2019-nCov)を用いたものではありませんが、ウイルスの種類は同じ亜科であります。
コロナウイルス(ヒト)に対する効果の試験について
抗ウイルス加工「DEOFACTOR® Antivirus」布を10回通常洗濯した後、その布にヒト・コロナウイルス(Human Coronavirus 229E)を接触させウイルスの減少結果を試験した。試験の結果、わずか2時間で99.9%以上減少する事を確認した。
※1 特定非営利活動法人バイオメディカルサイエンス研究会
バイオメディカルサイエンス研究会(略称:バムサ・BMSA)は、1987年(昭和62年)に厚生省所管の研究機関の研究者によって、研究人材の活用、予防医学の基礎研究と応用研究との連携、国際協力を柱に任意団体として設立。2000年(平成12年)に特定非営利活動法人(NPO)となり、2018年(平成30年)に認定特定非営利活動法人(Certified NPO)となる。現在は、産・官・学・民への支援活動を理念とし、予防医学とバイオセーフティ技術(病原体等の安全管理・運営)を基盤として、感染症および公衆衛生分野における社会的支援・啓発活動を国内外において展開。
※2 ATCC (American Type Culture Collection )
ATCC®は,ISO認証および認定下で製造された製品やサービスを提供している世界最大の生物材料資源団体。ATCC®は,1925年に当初微生物資源バンクとして設立され,その後生物科学の拡大に伴い生物資源のコレクションが多用化し,現在ではヒトを含む150種以上の動物の3,600種類以上の細胞株や18,000種類の微生物株,ゲノミクスツールなど,世界最大の生物資源コレクションを保有。ATCC®製品は,FDAおよびUSDA,AOACインターナショナル,臨床検査規格協会,米国薬局方,欧州薬局方,日本薬局方および世界保健機関などの組織が要求する規格にも含まれる。したがって,ATCC®製品は,生物学や医学,製薬研究者が最も大きな信頼を置く生物資源プロバイダーとして,欠かせない存在である。
※3 SEKマーク
「清潔」「衛生」「快適」を提案する機能加工繊維製品の認証マーク。安全性の確保を基本としてたしかな性能の確保に努めながら、一般社団法人繊維評価技術協議会が認証を行う。
(出典:さわやか繊維 一般社団法人繊維評価技術協議会)
抗ウイルス加工とは、繊維上の特定のウイルスの数を減少させる加工のうち、認証基準を満たすもの。(出典:SEKマーク繊維製品認証基準 一般社団法人繊維評価技術協議会)