黄色ブドウ球菌 読み:おうしょくぶどうきゅうきん
学名:Staphylococcus aureus
食中毒の原因となる細菌で、おでき、にきび、水虫などに存在する可能性疾患の代表的な原因菌。顕微鏡で見ると、ブドウの房のように集まっている。
おにぎりや寿司、肉、玉子、乳などの調理加工品、および菓子類など多岐にわたる食べ物の中で増殖するとき、毒素 エンテロトキシン を作り、食品と一緒に食べることで、吐き気や嘔吐、腹痛、下痢などを伴うことがある。
菌自体は熱に弱いが、エンテロトキシンは、100℃で20分加熱しても分解されない。食品は10℃以下で保存し、菌の増殖を予防すると同時に手指の洗浄・消毒を充分に行って調理にあたることが大事である。
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