主な流行時期はいつ? チェックしておきたい子どもの感染症

手足口病
急性ウイルス感染症。
【主な症状】手や足、口などに発疹が出る
【主な流行時期】初夏から初冬
ノロウイルス感染症
病原体に汚染された食品などから感染する「経口感染」などで広がる感染症。
【主な症状】吐き気、嘔吐、下痢
【主な流行時期】秋から冬
溶連菌感染症
A群β-溶血性連鎖球菌の感染により起こる病気。
【主な症状】発熱、発疹、嘔吐、喉の腫れ
【主な流行時期】秋から冬
インフルエンザ
感染力が強く、重い合併症を引き起こすこともある病気。
【主な症状】発熱、鼻水、咳、寒気、体の痛みなど
【主な流行時期】秋から冬
おたふく風邪
ムンプスウイルスの感染により起こる。唾液腺が炎症を起こし、耳の下や頬などが腫れて痛む。
【主な症状】発熱、頬の腫れ
【主な流行時期】春から夏
咽頭結膜熱(プール熱)
アデノウイルスの感染で結膜炎などを起こす。
【主な症状】高熱、腹痛、頭痛、目の痛みなど
【主な流行時期】夏
りんご病(伝染性紅斑)
ヒトパルボウイルスB19型(エリスロウイルスB19型とも)が原因。りんごのように頬が真っ赤になるのが名前の由来。
【主な症状】両方の頬に赤い発疹(紅斑)、手足にレース状の発疹、微熱
【主な流行時期】通年(7月上旬ピーク)
予防法
手洗い、うがいの徹底
外から帰った後や食事前、トイレの後は必ず手洗いをするように心がけましょう。料理の前にも必ず指の間、爪の間、手首まで念入りに洗いましょう。
予防接種
感染症の中には予防接種で防げるものもあります。例えば、おたふくかぜやインフルエンザは、病院や居住地域の集団接種会場で受けられます。
換気・加湿
室内の環境も重要です。ウイルスは空気中に飛び散っているので定期的に換気をするようにしましょう。特にインフルエンザウイルスは乾燥を好みます。必要に応じで加湿器などを使い、湿度の調整を心がけましょう。
家の中の除菌・制菌
感染症の原因はウイルスや細菌です。ドアノブやリモコン、テーブルなどみんなで触るものは、除菌・制菌効果のあるスプレーやクロスで掃除をしましょう。