マスクの正しい着け方

菌やウイルスによる飛沫感染防止に、無くてはならないのがマスク。
しかし、誤った使い方をしていると、せっかくマスクを着用してもその効果が得られません。「開いて耳にかけるだけ」で簡単に使えるマスクだからこそ、正しく着用して、その効果を発揮させましょう。
誤った使い方
- ひだのあるマスクを、よく広げずに使う
- マスクをすると息苦しいからと鼻を出して、口だけをおおう
- マスクをあごに着ける
- マスクと顔が接する面が、すき間だらけ


安全に使う方法
1. マスクを着ける前に、まず手を洗いましょう。
2. マスクには、おおかた2つの型があります。
- 開いてすぐ使う形のマスク
- ひだのあるマスク
3. Aの型のマスクの着け方
- マスクを鼻の上の部分(目に近いほう)に当て、マスクを押さえながら両側に広げ、耳に掛ける。
- マスクの上の部分を抑え、あごとマスクのすき間をうめる。
4. Bの型のマスクの着け方
- マスクの顔に接する面が内側になるように、ひだの部分を広げながら、マスクの長辺を半分に折る。
- マスクを鼻の上の部分(目に近いほう)に当て、マスクを押さえながら下方向に広げ、片方ずつ耳に掛ける。
- ノーズワイヤーが付いているマスクであれば、ノーズワイヤーが鼻に密着するように押さえる。
- マスクの上の部分を抑え、あごとマスクのすき間をうめる。耳の近くの頬とマスクのすき間をうめる。




5. マスクを外したあとの注意
- 使い捨てマスクは耳の部分を持って外し、そのままゴミ箱に捨てるのではなく、ビニール袋等に入れ、口を結んで捨てる。
- 食事などで一時外すときは、顔に接着する面が空気にさらされないよう内折りにして保管する。再び使うときは、再度よく手を洗って、上記3と4の着け方を参考に着ける。顔に接しない面にふれた場合は、着用後に手を洗う。
マスクの仕様について
もともとは、風邪やインフルエンザ等を発症した人が、周囲の人にウイルス等を感染させないために着用したマスクですが、昨今は発症していない人が予防のために着用する傾向にあります。
多くの報道で「マスクは感染予防の役には立たない」と言われるのは、微細なウイルスは、マスクの生地を通過して人の鼻や口、喉の奥に侵入してしまうから。新型コロナウイルス COVID-19の場合、0.1〜0.2μm(マイクロメートル)の微小なウイルスを防ぐためには、性能的に足りないからです。
マスク選びの際は生地性能などをご確認の上、選択してください。
*政府インターネットテレビにも、着け方の動画が上がっています。
https://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg20344.html