まな板の種類とオススメのお手入れ方法

野菜を切った後、パンを切った後のまな板なら、サッと水洗いするか手で払ってまた使いますよね。きちんと手入れをしていないと、見た目は綺麗でも菌が繁殖していることもあります。
また、皆さんは日頃どんなまな板をお使いですか?
ここではプラスチック製と木製のまな板の特徴や、お手入れ方法についてご紹介します。
プラスチック製まな板と木製まな板、どちらがいいの?
プラスチック製まな板と木製まな板には、それぞれ長所短所があります。
プラスチック製まな板
傷がつきにくく、乾きが早いのが特徴です。また漂白もでき、お手入れしやすいといった長所もあります。反面、食材が滑りやすく、刃こぼれも起こしやすい難点があります。色や臭いがしみこむと、なかなか取れにくいことも挙げられます。
木製まな板
木製まな板には様々な種類があります。種類ごとにご紹介します。
ヒノキ
乾燥に強く水切れも良く、人気のある素材です。
ヒバ
ヒノキチオールという成分を多く含むため、殺菌効果が期待できます。また硬さや耐久性に優れており、腐りにくいのが特徴です。
イチョウ
昔からまな板には最適だと言われてきた素材です。抗菌作用がないので、防腐処理がされていないものはカビが生えることもあります。
キリ
軽くて乾きが良く、黒ずみも起こりにくい素材です。柔らかい材質のため、傷がつきやすいのが難点です。
ホオノキ
比較的リーズナブルに手に入りますが、反りやカビが発生することがあるので、丁寧なお手入れが必要です。
オススメのお手入れ方法は?
見た目は綺麗でも、意外と菌は付着しています。使用するたびに最低限のお手入れをし、週に一度はしっかり除菌することをオススメします。
プラスチック製まな板では
日常のお手入れ方法
食器用洗剤などでよく洗い、きちんと洗えたら、風通しのよい場所でしっかり乾かします。
週に一度の頻度でオススメのお手入れ
まな板専用ブラシを使って、傷目に沿って汚れを落とします。
次に酸素系漂白剤を使い、しっかりと除菌しましょう。まな板全体を布巾で覆い、その上から水に溶いた酸素系漂白剤をかけると、全体を液に浸しておくのと同じ効果が得られます。30分程度置いたら、よくすすいで乾かしてください。
木製まな板では
日常のお手入れはプラスチック製と同じく、食器用洗剤で洗い、しっかり乾燥させることです。木製はプラスチック製に比べ、乾きにくいのでしっかり乾燥させることが重要です。
また、食器用洗剤でしっかり洗った後、まな板全体に熱湯をかけることで殺菌消毒することができます。熱湯をかけることによって乾きやすくなるので、早く乾燥させたい時はとても有効です。
熱湯を用いたお手入れをする場合は、お手入れの順番に気をつけてください。汚れを落としきらずに熱湯をかけてしまうと、たんぱく質が固まり、まな板に付着したままの状態になってしまいます。食器用洗剤を使い、しっかりと汚れを落としてから熱湯消毒しましょう。
肉・魚を扱った時には熱湯消毒をすることで、食中毒を予防できます。