冬、風邪をひかないための対策

冬は気温が低く空気も乾燥し、体調を崩される方も多いのではないでしょうか? クリスマスやお正月など、様々なイベントを楽しむためにも、すぐにお試しいただける対策をいくつかご紹介します。

1. 規則正しい生活を心がける

睡眠不足などで不規則な生活を続けていると疲れが取れずにたまっていきます。日頃から早寝早起きをし、睡眠時間をきちんと確保するように心がけましょう。

2. 保湿

室内の湿度は50〜60%になるよう設定しましょう。湿度が40%を下回るとウイルスが浮遊しやすくなり、一方で加湿をしすぎると結露を招き、カビやダニ発生の原因となってしまいます。

加湿の方法としては加湿器を使うのが一般的ですが、濡れたタオルを干しておくだけでも簡単に加湿することができ、オススメです。

また、マスクを使うことで鼻やのどを乾燥から守ってくれます。

3. 食事

細菌やウイルスと戦うための免疫物質の元になる、たんぱく質や、鉄・亜鉛・銅などのミネラル、加えてウイルスの侵入を防ぐ役目がある鼻の粘膜を作る元になる、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEなどをしっかり摂ることが大事です。

普段からこれらの栄養をバランスよく摂ることで、風邪に負けない健康な体を作ることができます。

中でも野菜スープは流出しやすい水溶性のビタミンやミネラルを効率よく摂り入れることができ、体が温まるのでオススメです。

4. 水分補給

人間の体は半分以上が水で占められています。体の中の水分が不足すると血液、体液が濃くなり、様々な悪影響が出ます。

粘液によって外敵の侵入を防いでいる粘膜も、水分が不足すると充分な能力が発揮できず、ウイルスや細菌などが侵入しやすくなってしまいます。

普段から水分をこまめに取ることによって粘膜の絨毛運動を活発にし、ウイルスや細菌の体外への排出を助け、またウイルスや細菌の侵入を防ぐことができます。

5. 手洗いうがい

風邪は手を介した接触感染によっても、うつってしまいます。風邪の原因として多いライノウイルスは、手からの接触感染で鼻や目の粘膜を介してうつる特徴があり、予防のためには手を洗うことが大切です。

うがいは「口やのどの洗浄」「タンなどの余分な有機物を取り除く」「のど粘膜の自浄作用の促進」などの効果があります。のどは空気や食物の通り道であり、清潔にして炎症がおこらないように粘膜の状態を整えておく必要があります。