子どもや赤ちゃんの病気を予防する清潔な暮らし

ウイルスや雑菌など目に見えない危険から赤ちゃんや子どもを守り、病気を予防するためには、家のなかを清潔に保っておくことが大切です。
赤ちゃんや子どもは免疫力が低い
赤ちゃんは月齢が上がるにつれて外出の機会が多くなり、ウイルスや雑菌に触れることも増えます。また、生後6カ月ごろにはママからもらった免疫が切れ、病気にかかりやすくなります。子どもは大人に比べて抵抗力が弱いため、インフルエンザやO-157などの感染症にかかるリスクが高く、重症化するおそれもあります。
幼稚園や保育園に通っている兄姉がいると、外からウイルスや雑菌を持ち込む確率がアップ。家族感染することも多く、インフルエンザは新生児にもうつることがあります。
あまり神経質になりすぎるのもよくありませんが、小さな子どもがいる家庭では、ある程度の雑菌対策はしたほうがよいでしょう。また、カビやダニがアレルギーを発症させることもあります。
子どもがいても、清潔な部屋をキープする4つのコツ
掃除をしたそばから子どもがお菓子を食べこぼしたり、トイレを汚したり……なんて光景は、小さな子どもがいる家では日常茶飯事。最低限の労力で、部屋をきれいに保つためのコツをご紹介します。
1. こまめに掃除をする
子どもが小さいうちは、掃除のためにまとまった時間をとるのは大変。一気にすべて片づけるのではなく、できるときにできるところだけきれいにするほうが気持ち的にもラクですね。すきま時間を有効に活用しましょう。
2. 床にモノを置かない
赤ちゃんが触って危険なモノであれば当然ですが、そうでなくても、床に置いたモノにはホコリがたまりやすいので注意。モノを置かなければ、掃除のたびに動かす手間も省けます。
3. 掃除用具をすぐ手が届くところに置く
掃除用具を手にとりやすい場所に置いておくと、汚れに気が付いたとき、サッと掃除ができて便利。すきま時間も活用できます。
4. 雑菌の繁殖を抑える
雑菌の繁殖を抑えることは、病気の予防やニオイの抑制にもつながります。
普段の掃除で布巾や雑巾で水拭きしていたところを、菌の抑制効果のあるクロスやスプレーを使って拭くようにすれば、効果的に掃除することができます。
子どものいる家庭に、特におすすめしたい掃除箇所をまとめました。
- テーブル……食事の前と後に食卓を清潔に
- フローリング……赤ちゃんが安心してハイハイできるように
- トイレ……尿の飛び散りはニオイの元
- エアコン……雑菌の温床になりやすいフィルターに
- おもちゃ……お友だちがきたときに貸し借りするのも安心
- 使用済みのオムツ……クルクル丸める前にシュッとひと吹きして、ニオイ防止
- 洗濯したタオル……室内干しの生乾きのニオイ防止に
清潔な家のなかで暮らしていると、それが気持ちのよいことだという感覚を子どもは自然に覚えていきます。小さい子ども、特に赤ちゃんは1日の大半を家のなかで過ごすので、清潔で快適な部屋にしてあげたいですね。